ワールドシリーズで敗退したロイヤルズ・青木宣親外野手の妻で、元テレビ東京アナウンサーの佐知さんが３日、ブログを更新し、フリーエージェント（ＦＡ）となった青木の「不安定な生活を楽しみたい」と、夫妻の心中を明かした。

　佐知さんは「主人は今、無所属です。来年は私達は何処へ行くのかも不明」と、来季所属球団が決まらない今の状態を説明した。

　青木は２０１２年にブルワーズ入団、２年所属したあと今季はロイヤルズで活躍した。そのロイヤルズも今季終了をもってフリーエージェントとなり、青木自身は去就について「まだ考えていない」、またロイヤルズのヨースト監督も「今後、ＧＭと話し合いを持つ」とだけ話している。

　ＷＳ終了後、夫妻は慌ただしくカンサスシティーを離れた。マンションの契約が１０月いっぱいで切れるからだ。

　今はロサンゼルスに滞在し、近く帰国する。

　「毎年毎年引っ越しし、行く先が決まっていないので荷物もさぞかし不安だろうなぁ」と、夫の働き場所が決まるまでは生活の場も決まらない。佐知さんはすっかり荷物の整理も上手になったという。

　「荷物も年々減り、今あるものは本当に私達に必要なもの。この生活が、今を大切にしようと思えるのだと思います。感謝してこの不安定な生活を楽しみたいと思います」

　青木の“野球無宿”に付き添って、来季も米大陸のどこかの街で佐知さんのアメリカ生活が続く。