イチロー、メジャー3球団が興味
ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったイチロー外野手(41)に対し、メジャー3球団が獲得を検討していることが7日(日本時間8日)、分かった。
複数の関係者がいずれも「現時点では」と前置きした上で、同外野手に興味を持っている3球団はブルージェイズ、マーリンズ、オリオールズであることを明かした。
各球団の外野手事情は次のとおり。
ブルージェイズは右翼が主砲バティスタで確定しているが、中堅と左翼の2つのポジションをピラーとポンペイ、そして、マリナーズからトレードで獲得したソーンダースの3人で争う予定。しかし、昨季のピラーは53試合、21歳のポンペイは21試合に出場しただけで経験不足の感は否めない。また、ソーンダースは昨季は78試合出場で打率・273。メジャー6年の通算成績は打率・231と実績には乏しい。
正右翼手だったマーケイキスと外野手兼指名打者のクルーズをFAで失ったオリオールズは、中堅が球宴出場4回のジョーンズ、左翼は昨季途中に移籍してきたディアザがいるが、右翼は空いたまま。米メディアによると、数日前にショーウォルター監督が会談したFAのラスマスの他に青木の名前が候補に挙がっているほか、ドジャースとのトレードでイーシアの獲得に動いているとも伝えている。控えのロウとピアースもレギュラーの力があり、流動的だ。
マーリンズは今オフに北米スポーツ史上最大の13年3億2500千万ドル(約388億円)で契約延長したスタントンが右翼、ゴールドグラブ賞を受賞したイエリッチが左翼、オズナが中堅で確定。3選手とも昨季は140試合以上&600打席以上を記録しており、第4外野手だとしても出場機会はかなり制限されることが予想される。