イチロー、二盗失敗も指揮官絶賛
「マーリンズ0-2レイズ」(11日、マイアミ)
マーリンズのイチロー外野手(41)は1点を追う六回に代打で途中出場し、四球だった。次打者の打席で試みた二盗は失敗した。
0-1の六回1死走者なしの場面。開幕から5戦連続代打での出場となったイチローは先発右腕のアーチャーに対し、ストレートの四球で出塁した。
次打者、1番のゴードンの打席でカウント1-2からの4球目に完璧なスタートを切るもファウル。続く5球目にも二塁を狙ったが、二塁ベース手前で捕球した相手遊撃手と衝突する形でタッチアウトとなった。
試合後のレドモンド監督は「投球が高めに浮いた速球で捕手にとっては二塁に投げやすい状況だった。いい送球をされた」と解説。味方打線が1安打に抑え込まれていた展開に「あそこは積極的なプレーが必要な場面。1点を取るために得点圏に走者を進めることを考えるのは当然のことだ」とイチローの試みを支持した。
この日の相手捕手のボビー・ウィルソンは、イチローがヤンキース時代の13年に同じキャンプに参加した“元同僚”。試合前練習の合間に談笑し、旧交を温めていた。
試合は、マーリンズ打線がレイズの3投手からわずか2安打しか奪えず完敗。今季5戦で2度目のゼロ封負けで戦績は1勝4敗となった。