イチローの意外な真実 「方向音痴」

 マーリンズのイチロー外野手(41)は本拠地マーリンズパークで行われた開幕2カード、全6試合に出場。スタメンで起用された12日(日本時間13日)の試合以外の5試合は代打で途中出場し、ここまで打率・286(7打数2安打)、1打点、1四球の数字を残している。

 新天地で過ごしたシーズン最初の1週間。マイアミの自宅から球場まで“マイカー通勤”しているイチローは「ようやく道を覚えた感じ」と切り出した後、にわかに信じがたい言葉を口にした。

 「何回も迷いましたから。方向音痴なのを再確認しましたね。僕よりすごいヤツいないですよ」

 かつて所属したシアトル・マリナーズ、ニューヨーク・ヤンキースでも愛車で自宅と球場を往復していた。いずれも初日の話だそうだが、イチロー本人によると、シアトルでは通常20分の道のりを1時間半、ニューヨークでは15分の道のりを2時間かけて帰ったという。「今回は15分のところを40分ぐらいで済んでるけど、予習してるからね。ヒドイです」と笑いながら明かした。

 「とにかく方向感覚がない。(体内に)GPS機能を全く備えてない」

 フィールドで見せるしなやかで華麗な動き、頭脳的なプレーからは全く想像できない意外な一面。「そうやって言われるんですけど、僕よりすごい(方向音痴の)人は見たことがない。圧倒的ですよ」。新天地。選手は通常、クラブハウスを出て左に折れてグラウンドに向かうが、「今日も右に出たからね、僕。そういう感じです。わけわかんない」と半ばあきれたような表情を見せた。

 何度聞いても信じられない話。イチローも人の子というわけだ。

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