マーリンズは６日（日本時間７日）、イチロー外野手（４１）と１年契約で合意したと発表した。複数の米メディアによると、契約内容は今季と同じ２００万ドル（約２億４千万円）プラス出来高で、２０１７年はオプションで２００万ドル（同）だという。

　メジャー１５年目の今季のイチローは“第４外野手”としてマーリンズと契約し、チーム最多の１５３試合に出場。打率は自己ワーストの・２２９と振るわなかったが、けがや不振で苦しんだ若手外野陣の代役として３つのポジションを守り、代打や守備固めもこなしてチームを助けた。

　メジャー初登板が大きな話題となった４日のシーズン最終戦終了後、イチローは１年を振り返り「素晴らしいチームメートに支えられてきたというのは一番大きい」と同僚たちに感謝。さらに「個人的にはできたことはいっぱいある。自分の数字は目を疑うものでしたが、あれをやっておけば、ということは一つもない。できたことはたくさんある」と来季への自信を口にしていた。

　メジャー通算２９３５安打、同４９８盗塁。メジャー１６年目の来季はマーリンズで大きな節目を迎える。