岩隈、チェン 19億4千万円の条件提示

 大リーグ、マリナーズは6日(日本時間7日)、今季で契約が満了した岩隈久志投手(34)に1年1580万ドル(約19億4千万円)のクオリファイング・オファー(QO)を提示したと発表した。

 今季の岩隈は20試合に登板し、9勝5敗、防御率3・54。メジャー4年間の通算成績は47勝25敗2セーブ、防御率3・17。けがに見舞われながらも4年連続で9勝以上を挙げ、13年には球宴にも選出されている。

 また、オリオールズも元中日のチェン・ウェイン投手(30)にQOを提示した。岩隈と同じ12年にメジャーデビューを果たした左腕の今季は31試合に登板し、自身3度目の2桁勝利となる11勝(8敗)、防御率3・34。メジャー通算で46勝32敗、防御率3・72の成績を残している。

 QOは自軍のFA選手が他球団に移籍した場合、来年のドラフト1位指名権を得ることができる補償制度。提示額はその年の年俸上位125人の平均を算出して定められている。ワールドシリーズ終了から5日後のこの日が提示期限となっていた。

 提示を受けた選手は1週間以内に返答。同制度は11年オフに導入されたが、これまで受諾した選手はおらず、フリーエージェント(FA)となる可能性が極めて高い。ただし、前所属球団との交渉や再契約は可能のため、複数年の大型契約を望んでいる岩隈とチェンは古巣を含め、複数球団と交渉を進めていくことが予想される。

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