ドジャース監督は沖縄生まれロバーツ氏
大リーグ、ドジャースは23日(日本時間24日)、次期監督にデーブ・ロバーツ氏(43)が就任すると発表した。元巨人の助っ人で、同球団のファームディレクターを務めるゲーブ・キャプラー氏(40)が最終選考に残っていた。
父がアフリカ系アメリカ人の海兵隊で、母が日本人のロバーツ氏は沖縄生まれ、サンディエゴ育ち。現役時代は俊足外野手としてドジャース、レッドソックス、パドレスなど、5球団を渡り歩き、メジャー10年の通算成績は832試合、打率・266、437得点、243盗塁だった。
レッドソックス時代の04年のプレーオフ、3連敗で臨んだヤンキースとのリーグ優勝決定戦第4戦で決めた二盗は“ザ・スチール”として語り継がれている。1点を追う九回裏に代走で途中出場し、二盗の後に同点のホームを踏み、その後の4連勝でのワールドシリーズ進出、さらには86年ぶりの世界一につながるビッグ・プレーとなった。
09年に引退後は指導者の道へ進み、過去5年はパドレスの一塁ベースコーチとベンチコーチを歴任。マイナーも含めて監督経験はゼロだったが、米メディアによると、今オフはマリナーズの監督候補にも挙がっていたという。