イチロー、代打凡退も粘った今季初打席
「マーリンズ7-8タイガース」(5日、マイアミ)
マーリンズのイチロー外野手(42)はタイガースとの開幕戦で六回に代打で途中出場し、投邪飛。守備には就かず、1打数無安打だった。
メジャー16年目の開幕戦。オープニングセレモニーの選手紹介では主砲のスタントンに負けない拍手と歓声を受けたイチローは、5点を追う六回、先頭で打席に立った。
左翼線側席からイチローコールが起こる中、過去の対戦打率・290(62打数18安打)のエース右腕、バーランダーと3年ぶりに対決。初球から積極的に振っていったが、2球連続ファウルで追い込まれる。しかし、そこから粘り、フルカウントにしたが、9球目、137キロのスライダーを一塁ファウルエリアに打ち上げた。
メジャー通算安打は2935本のまま。歴代34位で並んでいる、自軍の打撃コーチでもあるバリー・ボンズ(51)の記録越えはあす以降に持ち越された。
試合は、マーリンズ打線が五回まで無安打に封じられ、0-5の一方的な展開。しかし、六回に主砲、スタントンの1号2ランなどで3点を奪い、息を吹き返す。4-7の九回に4長短打で同点に追いつくも延長十一回に勝ち越され、ホームでの初戦を落とした。