マーリンズの23歳エースが打倒マエケン
28日(日本時間29日)のドジャース戦で前田健太投手(28)と投げ合うマーリンズのエース、ホゼ・フェルナンデス投手(23)が“ストップ・マエダ”に意欲を燃やした。
キューバ生まれの23歳。13年に20歳でメジャーデビューし、12勝6敗、防御率2・19の成績で新人王に輝いた。14年開幕直後に右肘のじん帯断裂で再建手術。昨年7月に復帰した。
最速99マイル(約159キロ)の速球を投げるパワーピッチャー。スライダー、スラーブ、カーブ、チェンジアップを織り交ぜて打者を翻ろうし、三振の山を築く。今季はここまで4試合で1勝2敗、防御率4・37と本調子ではないが、絶対的エースとしてチームを支えている。
前田のピッチングはスポーツニュースのハイライトで見たというフェルナンデスは「すごくいいね。いいボールを投げている」とその印象を口にする。3勝無敗、防御率0・36の前田とのマッチアップには「質の高い投手と投げ合うときは失投を少なくすること。それしかない。負けるわけにはいかない」と意気込みを見せた。
前田はメジャーデビュー戦で本塁打を放っているが、一方のフェルナンデスも昨年7月の復帰戦で豪快な一発を左翼席に叩き込んでいる。今季もここまで4試合で6打数3安打と絶好調だ。「楽しみだね。大きいのを打ちたいね」。投手としてだけでなく、打者としても前田との対戦を心待ちにしていた。