上原浩治、史上最強の投手から秘球伝授
レッドソックスの上原浩治投手(41)が、史上最強の投手と言われる殿堂入り投手のペドロ・マルチネス特別GM補佐(44)から指導を受けたことを6日、ブログで伝えた。
上原がマルチネス氏から教えられたのは「スライダーの握り」。5日(日本時間6日)のホワイトソックス戦では早速試したが「違和感なく投げることはできたけど、まだまだこれからだなぁ」と、慣らし発進となった。
マルチネス氏が上原に示したスライダーは「カット系とは少し握りも違うし、スピードも変えることができるかも…」と、武器として大きな可能性を秘めているようだ。「練習していこう。コツコツやれば、いつかはモノにできるかも」と、完全習得できる日を楽しみにしている。
ドミニカ出身のマルチネス氏は現役時代、サイドスロー気味で投げてMAX159キロ、3種類のチェンジアップ、カーブ、スライダーと多彩な変化球を投げ分けた。スピード、コントロールとも素晴らしい「完全なる投手」だった。
通算219勝100敗3セーブ、防御率2・93。取り分けレッドソックス在籍中の01、02年には2年間で41勝10敗、430回1/3を投げて597奪三振、防御率1・90という驚異的な数字を残した。11年引退。15年に有資格1年目にして、得票率91・1%と圧倒的な支持を得て野球殿堂入りした。