イチロー 元同僚と再会に「ビックリ」
「パドレス4-13マーリンズ」(13日、サンディエゴ)
マーリンズのイチロー外野手(42)はパドレス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数3安打2四球1打点3得点。今季4度目の猛打賞で打率は・350。メジャー通算2977安打で大台まで23本。日米通算安打数は4255本となり、ピート・ローズのもつメジャー最多通算安打記録に王手をかけた。
試合前のフィールド。イチローを驚かせ、笑顔にさせたのは、オリックス時代のチームメートで、現在はパドレスの臨時コーチを務める中嶋聡氏だった。
外野でキャッチボールをしていた51番の元に駆け寄り、あいさつ。イチローが「ビックリしましたね。あれ、一番ビックリしましたね」と目を丸くしたのに対し、中嶋氏は「ずっとテレビで見てるから変わらないというか、不思議な感じでしたね」と対照的なリアクションを見せた。
ともに満面笑みを浮かべながらの会話。会うのはイチローがメジャーに移籍する前、16年以上ぶりだったが、中嶋氏は「変わってない。しゃべってても普通だった」とその印象を語った。
野球選手としてのイチローについては「数字でやってきた人間ではなく、数字が後からついてきた人間。そのすごさは数字でしか表せないかもしれないけど、それだけじゃない。守り、走り、すべてにおいてすごい選手」と力説。快挙を目前にしている状況に同氏は「目の前で見られるかもしれない。一緒にやってたことがありがたい気持ちになってきますね」としみじみ語った。