高山勝成、2度ダウン奪い判定でV2

8回、小野心(右)の顔面にパンチをヒットさせる高山勝成=ボディメーカーコロシアム(撮影・飯室逸平)
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 「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(7日、ボディメーカーコロシアム)

 ボクシングのダブル世界戦が7日、大阪市浪速区のボディメーカーコロシアムで開催され、セミファイナルのIBF世界ミニマム級タイトルマッチでは、王者・高山勝成(30)=仲里=が3‐0の判定で、同級10位の挑戦者・小野心(31)=ワタナベ=を下し、2013年3月にメキシコで獲得した王座の2度目の防衛に成功した。

 変幻自在のフットワークでリングを縦横無尽に動く高山は、左構えの挑戦者に対し、“サウスポー殺し”のいきなりの右など手数で上回る。小野の有効打で7回に左まぶた、8回に右まぶたをカットするが、ペースは落とさない。

 10回に、ロープからはみ出した小野が体勢を戻さないため、高山がレフェリーに確認して右フックを叩き込むと小野はダウン。ラウンド終盤にも右フックKO寸前に追い込む。最終回にも高山が連打を送るとクリンチに出た小野が自ら膝を付きカウントが数えられた。KOを狙う高山が追い込むが、小野も執念で耐えて終了のゴング。採点は115‐111が2人、117‐109が1人。

 今春、30歳で愛知・菊華高に入学した現役高校生でもある高山は勝利にわくリング上で「菊華高校のみんな見てる!カッチャンやったで!また学校行ったらノートとか授業教えてね」と呼びかけた。

 今後の目標としては「国内のリングに戻ってきたのは4団体制覇をするため」と明言。05年4月にWBC同級王座、06年11月にWBA同級王座(暫定王座)を獲得して国内初となる3団体制覇を達成している高山は、主要4団体完全制覇を目標に掲げており、今後はWBO同級王者のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(メキシコ)との統一戦実現を目指す。

 高山の戦績は34戦27勝(10KO)6敗1NC。小野は25戦17勝(2KO)6敗2分け。

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