蝶野正洋が伝説のTシャツ発売

 今年プロレスデビュー30周年を迎える蝶野正洋(50)が2日、都内で会見し、メモリアルイヤーに合わせて、かつて大ヒットした「nWo Tシャツ」の復活を発表した。

 自身が運営するアパレルブランド「アリストトリスト」と、米国を拠点とする世界最大のプロレス団体「WWE」のダブルライセンス商品として9月から一般発売される。アリストトリストでは7月25日から先行発売する。

 nWoといえば、蝶野が中心となり、1990年代後半に日米で一大ムーブメントを起こしたユニット。Tシャツは記録的な売り上げを記録し、日本国内で40万枚近くを売り上げたという。

 今回、アリストトリストとブランド・キャラクターのライセンス業務を行っている「イングラム」が、nWoの版権を持つWWEと交渉を持ち、両袖にアリストトリストとWWEのロゴが入る「ダブルライセンス」で販売される。

 軌跡を振り返って熱く語る蝶野だ。

 「nWoは自分の大きな分岐点となったユニット。アメリカでハルク・ホーガン、ケビン・ナッシュ、スコット・ホールの3人が、与えられた企画以上のものを発想してレスラー主導でムーブメントになった。俺もあの頃は、ちょうど新日本隊を抜けて一匹狼になったところで、何かヒントをつかもうとアメリカに視察に行ってnWoに加わることになった。自分自身で考えての行動だったので、思い入れは強いね」

 さらに「かつてのファンも自分と一緒に年齢を重ねていると思うが、最近はバラエティー番組やEテレの子供番組に出演していることもあって、若い世代や子供たちへの認知度が上がってきているように感じる。これを機にぜひ、かつてのnWoブームを知らない若い人、女性やお子さん、親子で着て欲しい」とPR。

 「(日本のプロレス)業界トップを走る新日本だって決して余裕のある状態じゃなく、必死に走ってる。ちょうど今、業界全体が底をついて上昇している機運を感じる。時代がプロレスに向き始めていると思う」と前を向いた。

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