亀田興毅、所属ジムの移籍を発表

 ボクシングの世界戦混乱問題による処分で所属ジムが活動停止状態だった亀田興毅が、UNITED BOXING GYMに移籍することが4日、同ジム(三好渥義会長)から発表された。

 亀田興は報道各社にFAXで「わたくし亀田興毅はUNITED BOXING GYMに移籍することが決まりました。現状、亀田ジムが認められておらず、日本での試合ができないという状況ではありましたが、やはり日本で試合がしたいという気持ちが強く、どうにかできないものかとずっと考えておりました」と説明。そこで「以前から親交があった」UNITED BOXING GYMに相談し、移籍が決まったという。

 日本ボクシングコミッション(JBC)から会長らが事実上の資格剥奪処分を受けた亀田ジムは5月に、元協栄ジムトレーナーの大竹重幸さんを新会長として申請したが却下され、国内で活動再開するためにはジム移籍が現実的な手段だった。

 また延期中のWBAスーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)との対戦もこれで動き出しそうだ。

 亀田興はFAXでは今回の問題に対し謝罪をするとともに、「正直、現役でおれるのもそんなに長くないと思っています。(中略)ボクシング人生に悔いを残すことのないよう、これからも前を向いて一生懸命頑張っていきますので、温かく見守っていただければと思います」と心情を示した。

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