王者・藤岡、挑戦者・川西 計量パス

計量を終えて健闘を誓い合う王者藤岡奈穗子(右)と挑戦者川西友子(東京・水道橋の日本ボクシングコミッション)
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 「WBA女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(7日、後楽園ホール)

 調印式と前日計量が6日、東京・水道橋の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた。

 初防衛戦に臨む王者藤岡奈穗子(竹原慎二&畑山隆則)、挑戦者で同級4位および東洋太平洋(OPBF)スーパーフライ級王者川西友子(大阪帝拳)は、ともにリミットちょうどの52・1キロで計量をパス。「川西選手は長身でセンスのある強い選手。体格差を克服する練習をしてきたので、それを試合で見せたい」と藤岡が意気込みを語れば、これが世界初挑戦となる川西も「こんなに早くチャンスをいただいて感謝している。最強の王者に対して全力で勝ちにいきたい」とベルト奪取を誓った。

 WBC女子世界ミニマム級の王座を保持していた藤岡は昨年11月、いきなり3階級上げて山口直子(白井・具志堅スポーツ)のタイトルに挑戦。ダウンを奪う文句なしの判定勝ちで2階級制覇を達成した。当初は暫定王者ダニエラ・ベルムデス(アルゼンチン)との王座統一戦を義務づけられていたが、ベルムデスがタイトルを返上したためキャンセル。ランキング上位から交渉にあたり、OPBF王者でもある川西に白羽の矢が立てられた。元世界2階級制覇王者であるジムの畑山隆則マネジャーも、「川西選手が相手ということで、前回以上の激戦になると思う」と白熱の打撃戦を期待する。

 挑戦する川西はアマ歴はなく、学生時代はバスケットボールの選手。「素人から始めて5年足らずでここまできた。頑張れば出来るというのを見せたい」と力を込める。158センチの藤岡に対して、170・5センチとこの階級では破格の長身を誇る。「自分の持って生まれたものを生かさないと。中間距離でパンチを当てたいです」とリーチ差を有効に活用する作戦だ。約7キロの減量をクリアして計量をパス。「ウエートは少し怖かったので、少し安心しました。絶対に面白い試合をします」と気合を入れた。

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