新日本・内藤哲也が神戸で大暴れ誓う
「新日本」(9月21日、神戸ワールド記念ホール)
新日本プロレスの内藤哲也(32)が22日、神戸市中央区のデイリースポーツ本社を訪れ、9・21神戸ワールド記念ホール大会(デイリースポーツ後援)のPRを行った。
G1クライマックスは5勝5敗に終わり連覇を逃した。「悔しい夏だった」と真夏の祭典を振り返りつつも、優勝したオカダ・カズチカ、IWGPヘビー級王者のAJスタイルズから勝利を奪っており「中身はしっかりあった」と前を向いた。
神戸大会は来年1・4東京ドーム大会に向けた下半期最初のビッグマッチとなる。「このままメーンストーリーに絡まず東京ドームまで行きたくはない。一気に浮上するいいきっかけとしたい」と強い意気込みを示した。
内藤は飯伏幸太と組み、タマ・トンガ&AJスタイルズ組とタッグ戦を行う。G1でAJを沈めた内藤は「チャンピオンとして自分の存在は無視できないはず。AJスタイルズの中に内藤哲也の存在をさらに刻みたい」と、IWGPヘビー級王者に狙いを定めた。
デビュー前、好きな外国人レスラーを問われるとAJスタイルズの名を挙げていた。「体は大きくないが、身体能力が高く力もある。今の新日にないような発想力もあり、持つべくしてIWGPを持っている」と王者への敬意を隠さない。それだけに超えたい存在でもある。
レスラーの入場シーンを見てプロレス入りを決意した内藤にとって、神戸ワールド記念ホールの長い花道は「歩くのが楽しみ」だという。「この会場で選手たちの入場を見て、何かを感じてくれる子供たちがいてくれれば」と、未来へ思いをはせた。
神戸は2006年10月にデビュー初勝利を挙げた思い出の地でもある。「強い思い入れがあるし、下半期のいいスタートを切りたい」。内藤は熱く再出発を誓った。