興毅、海外活動視野にフィリピン合宿
元世界3階級王者の亀田興毅(27)=UNITED=が30日、海外での活動を視野に入れ、弟でWBO世界バンタム級王者の和毅(23)に合流するためフィリピン入りした。
出発前の成田空港で会見に応じた興毅は、UNITEDジム移籍でもボクサーライセンスが更新されず、八方ふさがりとなった状況を踏まえ「海外という道を選ばなければならないのも確か。和毅がラスベガスで道を開いてくれてもいる」と、海外活動について初めて言及した。
昨年末の弟・大毅の「負けても防衛」の世界戦以降、亀田ジム資格停止→新会長却下→移籍でもライセンス更新却下という流れに「正直もう、全く先が見えへん」と疲れた様子で話した。
指名挑戦者となっているWBA世界スーパー・フライ級王者・河野公平(ワタナベ)戦についても「5月まで、6月までとずっとあったけど、白紙と言われても仕方ない状況」とあきらめ口調だった。
「日本にいてもスパーリングの相手もいないし、フィリピンで原点を見つめ直します」という合宿は約1カ月間になる予定だ。