“イケメン”丸田 プロテスト合格

合格証書を手にファイティングポーズをみせる丸田陽七太(撮影・保田叔久)
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 ボクシング・アジアジュニア選手権銅メダリストのイケメン・ボクサー、丸田陽七太=ひなた(17)=関大北陽高2年=が24日、大阪市立住吉区民センターで開催された六島ジム興行(デイリースポーツ後援)内で関西初となる公開プロテストを受験し、合格した。

 公開プロテストは、最近ではロンドン五輪銅メダリストの村田諒太(帝拳)やアマ7冠の井上尚弥(大橋)らが行っており、スター候補の証明でもある。通常のプロテストはC級(4回戦)からスタートするが、丸太は実績を考慮されB級(6回戦)を受験した。

 試験は1050人の観客の前で、メーンマッチの前に行われ、元日本スーパーバンタム級15位のストロング小林佑樹(六島)と3分3ラウンドのスパーリングを行った。

 スピードが持ち味。頭を使った“頭脳派ボクシング”を得意とするが、3回ラスト30秒では「これからプロになるし、オォーってなるように」と積極的に打ち合い、相手をふらつかせる場面もあった。

 数分後には無事、合格証書を受け取った。リング上でお世話になった人々への感謝の弁を述べると、さわやかな陽七太スマイルを浮かべながら何度も観客席に頭を下げた。

 「緊張よりもワクワクの方が大きかった。でも、出そうと思っていたパンチは出せなかったし、スピードもまだ出し切れていない。本当はもっとできるのに…」。17歳の新星が目指すのは、世界チャンピオン。まずは来年7月頃に渡米し、体作りを進める予定。その後、来年秋に世界ランカー相手のデビューを目指す。

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