元王者・仲村正男TKOで再起戦飾れず
「デイリー後援・ボクシング8回戦」(28日、住吉区民センター)
元OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者でIBF世界同級15位の仲村正男(26)が、OPBF東洋太平ライト級1位のレイ・ラバオ(フィリピン)に2回1分18秒TKOで完敗。再起戦を飾れなかった。
1回、持ち前の強打でペースを握ったが、一瞬の隙を突かれ、左フックをアゴに食らいダウン。立ち上がったがフラフラで目の焦点は合っていない。続けざまに左を浴び2度目のダウン。3度目のダウンで終了と思われたがゴングに救われた。
だが体も精神もインターバルで立て直せなかった。2回、「行くな、クリンチ」とセコンドの指示もむなしく、右フック一発でリングに倒れ込んだ。
7月、伊藤雅雪(伴流)に判定負け。強敵を迎えての再起戦だったが痛過ぎる連敗で3敗目を喫した。
18勝をすべてKOで勝利してきた「ミスターKO」。トレーナーの大東旭会長代行は「力が入りすぎていた。また、やり直します」とまな弟子と再出発を期したが、標的とするWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)はまた遠のいた。