河野公平が初防衛、ヒメネスとドロー

ドローで初防衛に成功した河野公平(左)と悔しそうに顔を隠すノルベルト・ヒメネス(撮影・開出 牧)
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 「WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 王者・河野公平(34)=ワタナベ=が挑戦者の5位・ノルベルト・ヒメネス(23)=ドミニカ共和国=と引き分け、初防衛に成功した。

  河野はカウンターを狙うヒメネスに対し、前進してボディーを打つ作戦に出た。6回にはヒメネスの左パンチが河野の急所に当たり、ヒメネスは減点1を科された。

 試合は一進一退の攻防のまま終盤へ。最終12回終了のゴングが鳴ると、お互いに両手を挙げて勝利をアピールした。

 採点は一人が116-111で河野、一人が115-112でヒメネス、そして一人が114-114で三者三様のドロー判定となった。初防衛を果たした河野は「引退をかけて思い切り戦った。(次戦は)決められた相手と誰とでもやる」と話した。

 河野は東京都出身。2000年11月にプロデビュー。12年12月にテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)を破り、WBA世界スーパーフライ級王座を奪取したが、13年5月、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)に敗れ、1度王座を陥落。しかし、14年3月、ソリスの王座剥奪に伴いデンカオセーン・カオウィチット(タイ)との王座決定戦を制し、返り咲いた。

 河野は戦績を30勝(13KO)1分8敗とした。

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