興毅「引き際」で引退への思い続ける

 ボクシングの元世界3階級王者の亀田興毅(28)が26日、自身の公式ブログを2度にわたって更新した。

 この日の日中はボクシングが好きではなかったことを明かし、「辞めどき」についてブログでつづった。引退時期への判断ともとれる内容は、同日中にニュースとなって、広く伝わった。

 亀田は「話が長くなるから」と途中打ち切る形で昼間のブログを締めていたが、その後の反応の多さに、同日夜には「引き際」と題して、「さっきのブログ記事は、まだ最後まで書いてないんやけどな…でも辞めどきは難しいと思う。それで続きいきます」と心境の続きを吐露した。

 ブログでは「『ボクシングは麻薬』って昔聞いた事がある。辞め時を逃したらずるずるいってしまう…俺もその時がきたらどんな気持ちか。『最後の決断』これは自分にしか下す事出来ひん」などと表現した。

 さらに「ボクサーは頑固で年が行けば行く程、頭は成長して、昔にない考えがある。だからまだまだ出来るって思う。こうなると厄介…(笑)一回引退したのに、復帰するってケースが多い」と、他のボクサーの生き様を例に挙げた。そして、自らの引退の決断については「もう近くにきてる」とつづった。

 しかし、長文のブログはさらに続き、「どんな事でも引き際が大事」などとした上で、今度は「まぁまだ先やけど、今年29歳になるんかぁって思った時、ふとそんな事が頭によぎった。今は次の夢に向かって、ひたすらやるだけ。夢を叶えるために努力あるのみ」と、引退と現役続行の挾間に揺れる心情を示していた。

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