亀田興毅 ボクサーは引き際が大事
ボクシングの元世界3階級王者の亀田興毅(28)が26日、自らの引退を思い描き、辞めどきの難しさは承知しながら「引き際が肝心」と、自らに言い聞かせるようにブログに記した。
亀田は26日の最初の更新で、以前は「稼ぐために」リングに立っていたことを打ち明けた。昨年の復帰戦のファイトマネーは約170万円で、経費で消えてしまったが、その際亀田は「俺ってボクシング好きなんやなぁ」と気が付いたという。
そして2回目の更新で、亀田は「引退」に思いを馳せた。もちろん、まだ先のことではあるが「17歳でデビューした時、俺にもその時がくるなんか考えもせえへんかったけど、もう近くにきてる」という自覚はある。
その上で、よく言われる「ボクシングは麻薬」という言葉をかみ締めた。自分がボクシングを好きであると分かってみると、多くの名選手の引け際が思い出されてきた。
「数々の名ボクサーが、辞め時を逃し、しがみ付いてきた…」
だから亀田は「始める時は簡単、辞める時は難しい。どんな事も引き際が大事」と、思い固めた。いずれ来る“その時”に備えて。