井岡一翔、3階級制覇再挑戦へ
ボクシングの元世界2階級王者・井岡一翔(25)=井岡=が5日、大阪市内の同ジムで練習を公開した。年明け早々に始動し、先月28日まで3泊4日でハワイ合宿を敢行し、南国で1日20キロの走り込みを行った。
「規則正しい生活だった。時差もあってハワイに着いた日は夜9時半に寝たら、朝4時に目が覚めた。そのまま(同僚で日本スーパーフライ級王者の)石田匠を起こしに行って、『走ろう』って走りに行った。どこに行っても景色がいいのでね。楽しかった」と充実感を漂わせた。
昨年5月にIBF世界フライ級王者・アムナト・ルエンロン(タイ)に判定負けし世界3階級制覇挑戦に失敗。昨年、2度のノンタイトル戦に勝利し、今春に悲願へ再挑戦する予定。井岡一法会長は「絶対に決めなアカン」と言い、王者陣営との対戦交渉も順調に進んでいる様子だ。
この日、一翔は同じく世界返り咲きを狙う元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(26)=井岡=と3回のスパーリングを行った。「このフライ級でやると決めた以上、王座に返り咲いて統一戦なり名のある人とやって最強を証明したい。ハワイに王者になって帰ってくると約束した」と、意気込んだ。