「ボクシング４回戦」（４月１６日、ボディメーカーコロシアム）

　ボクシングの元ＷＢＣ世界バンタム級王者・辰吉丈一郎（４４）の次男・寿以輝（じゅいき、１８）＝大阪帝拳＝が１３日、父と同じデビューＫＯ星を誓った。大阪市内で会見し、４月１６日、大阪市ボディメーカーコロシアムで岩谷忠男（３１）＝神拳阪神＝とスーパーバンタム級４回戦を行うことを発表した。

　２カ月後、いよいよ浪速のジョーの血を継ぐ１８歳がリングに上がる。「うれしいです。普通に。緊張感の方が強いです。とりあえずＫＯで勝ちたい」と言い切った。

　１６歳で父と同じ大阪帝拳に入門。昨年１１月に受験したプロテストを一発合格。強烈な左で相手を吹っ飛ばし、レフェリーが試合を一時、止める“ダウン”を奪うなど父譲りの破壊力を見せ付けた。

　吉井会長は「単発のパンチならおやじより上」と潜在能力に太鼓判を押した。その父からは「頑張れよ」とハッパ。減量に関し「野菜食え、バナナ、パイナップル、フルーツ食え」と助言も受けた。

　父が獲得したＷＢＣ世界バンタム級王座を持つ王者・山中慎介（帝拳）のアンダーカードであるのも縁。「注目されるのはうれしい。僕を見て欲しい」と、注目を力に変える。