「ＤＤＴ」（１５日、さいたまスーパーアリーナ）

　俳優・赤井英和を父に持つタレント兼レスラーの赤井沙希が「さいたまスーパーアリーナ大会」でアイアンマンヘビーメタル級王座奪回に挑んだが、かなわなかった。

　赤井は１月３日に同ベルトを奪取したが、わずか６０秒後にアジャ・コングに奪われて陥落。この日はリベンジを期して、ベルトが懸かったバトルロイヤルに出場した。いつでもどこでもタイトル戦が可能な特殊王座とあって、この日もアジャを襲撃したＤＤＴ映像班の久保佑允氏が獲得するなど、王者がめまぐるしく移動した。

　アジャが大石真翔を破って第１０２０代王者に返り咲いたところで、生き残りは赤井だけ。赤井はフライングボディーアタックなどで攻め込んだが、パワーの差は埋められず。バックドロップから垂直落下式ブレーンバスターで完敗した。

　アジャの張り手で鼻の下を赤く腫らした赤井は「知り合いや芸能関係の友達にアジャ選手からベルトを取り返すと言ってたのに…。アジャ選手は入場のときからオーラを含めて大きく見えた。ちょっとビビったのはあるかも」と肩を落とした。

　それでも、アイアンマン王座への思いは変わらない。「ＤＤＴに参戦することになって、一番欲しかったベルト。取りやすそうな人が王者になるまで待ちたいと言いたいけど、指導していただいてる坂口（征夫）さんたちに申し訳ない。もう１回は王者になって、ベルト姿でオスカー（事務所）のスタジオで撮影して、きれいな写真で各媒体に載りたい」とベルト奪回を誓った。