女子プロレスラー・紫雷美央の引退発表を受け、妹のスターダム・紫雷イオが１６日、自身のブログに思いをつづった。

　１４日に行われた姉妹対決で美央を倒したばかりのイオは「紫雷美央が引退を発表しました。私も、全く知らなかったという訳ではなく‥‥なんとなく予兆みたいなものは見えていた気がします。でも、本人の口から宣言されると重みが違いますね」と姉の決意を感じ取っていたと告白した。

　共闘していたユニットから別れて３年以上が経過し、互いにプロレス観が合わないと公言してきた。

　「これまでお互いのプライドを貫いていたのに、引退が決まったからといって急に接近するのは不自然かもしれない。だけど、『おとといの姉妹対決が引退ロードのスタートです』と美央は発言した。美央の言う“スタート”と、私が姉妹対決の後にマイクで言った“今日がスタート”。その意味にまだズレはあると思うけど、スタートとしてあのカードを組んだのなら…」と今後の２人について意味深に記した。

　美央はイオ戦後に首のダメージを気にしていたという。イオは「いろいろな想いがめぐるけど、とにかく無事に引退まで走り抜けて欲しい。残される現役選手としても、妹としても、そう思ってます」とゴールを決めた姉を思いやった。