石井慧、長男「孟沙孜(むさし)」命名
北京五輪柔道金メダリストで総合格闘家の石井慧(28)が19日、第1子の長男を「孟沙孜(むさし)」と命名したことを明かした。
歌手の明日香夫人(25)が16日に兵庫県宝塚市内の病院で無事に出産。28時間の難産に寝ずに立ち合い「感無量。うれしい」と顔をほころばせた。
命名は尊敬するオランダの格闘家・ゲガール・ムサシにあやかり英語表記は「MOUSASI」。漢字表記は字画など熟考。当初は「孜」は「子」だったが女の子のような名前に夫人が「それだけはやめて」と反対。「小野妹子とか男だし…」と石井は思いながらも「孟は1番、沙は美しい、孜は毎日努力するの意味」とこん身の3字に落ち着いた。
この日は大阪市内のグリーンツダジムでボクシングの元WBA世界スーパーウェルター級王者で日本ヘビー級1位の石田順裕(39)と3度目のスパーリングを行った。ボディー攻撃にもん絶するなど、ボクシング技術を大いに勉強した。
2月末まで大阪に滞在し来週も石田とスパーリング予定。その後はオランダを拠点に練習し海外で試合を行う予定。ボクシングにも高い関心を示し、「ライトヘビー級くらいで試合もしてみたい。海外は結構、出てる人も多い」と総合との“二刀流”視野に入れた。
4月30日、後楽園ホールで日本ヘビー級王者・藤本京太郎(角海老宝石)との再戦に挑む石田にとっても貴重な経験。「組んだときの体の力はやっぱり強い。京太郎もそうだった。京太郎に2度は負けられない」と金メダリストに雪辱を誓った。