好川菜々 世界挑戦へメキシコ合宿順調

 「WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ」(4月29日、堺市産業振興センター)

 メキシコ合宿中の新婚美女ボクサー、元東洋太平洋女子ライトフライ級王者・好川菜々(36)=堺東ミツキ=が19日、WBC世界女子フライ級王者で現WBC世界女子スーパーフライ級1位のマリアナ・ファレス(35)とスパーリングを行った。

 4月29日にプロ5戦目で王者アナベル・オルティス(28)=メキシコ=を相手に世界初挑戦。メキシカン対策として10日から同地に乗り込んでおり、期間は1カ月を予定する。

 合宿をともにする夫で個人マネジャーの野上真司氏(39)によれば勝負は互角。「1ラウンド目は好川が攻めて場内を沸かせた。2ラウンド中盤からマリアナがペースアップ。体格に勝るマリアナのパワーに押される場面が増え、好川もメキシコの空気の薄さに酸欠になるも、最後まで抵抗。何度もマリアナの顔面を跳ね上げた」と互いに持ち味を発揮。

 スパーリング後は、ファレスが「ナイスファイト!」と好川に駆け寄った。「とてもハートが強く、インテリジェンスあふれる攻撃の仕方をする。もう少し、ジャブとディフェンスを強化すれば素晴らしい選手になる」と賛辞を送った。

 リップサービスがあるものの「私はアナベルもよく知っている。思いきりのあるファイターで荒々しい一発には警戒が必要!型にハマらないスタイルでやりにくさがある。でも私は菜々の気持ちの強さが勝ると思うので菜々がKOすると思う!」と予想した。

 好川は「マリアナは体のパワーがすごかった。今、練習しているパンチが当てられたのは良かったけど呼吸ができなくなり(空気が薄く)だんだん体に力が入らなくなり、自分の頭と体がバラバラになってしまった。でも世界の一線級の選手とできてすごく楽しかった。この経験は自信になる!」と話した。

 WBC世界バンタム級10位で世界タイトルに5度挑戦経験のある、エストレーラ・バルベラデとはすでに手合わせ。20日もファレス、その後もWBC暫定世界バンタム級王者のジェシカ・ゴンザレスら世界トップ級とのスパーリングを予定する。

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