百田親子2度目の対決 力に独立を通告

父・百田光雄(右)から“強制独立”を通達された力
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 力道山の次男・百田光雄(66)と、百田の長男・力(33)の父子対決第2弾がメビウス3・30新木場1stRING大会で行われることが20日、都内で発表された。

 昨年8月以来、約7カ月ぶりに息子と一騎打ちを行う百田は対戦に先立って、力に対し、父子で所属するリキエンタープライズから3月いっぱいで名前を外すと“強制独立”を通達した。

 13年12月のデビュー以後、力の全試合をマネジメントし、試合会場にも帯同してきた百田は「ライオンが子を谷底に落とすようなもの。30代じゃないとチャンスがない。自分で試合オファーを受け、プロレスラーの道でどう歩むか自分でやれ。受け身、攻撃も少しずつ形になってきた。ある程度のレベルまで達したら、独立心を持ってないと成長しない」と息子にあえて厳しく言い放った。

 突然の“指令”に戸惑った力だが、「確かに今まで甘えがあった。独り立ちできていなかった。オファーを任せきりにしていたり、社会人として恥ずかしい。自立して頑張ろうと思う」と決意表明した。

 百田が、“けじめの一騎打ち”となる3月の試合に向けて「30日はお前との決別だからな。甘いことはやらさないぞ」と宣戦布告すると、力は「この前は勝てると思ってなかったけど、次はたたきつぶすつもりでいきます」と応戦。百田が「オレは簡単にたたきつぶされないけどな」と返すと、力も「初フォールを取るつもりでいきます」と負けなかった。

 32歳でプロレスラーになった息子を思って手を打った百田は「30代のうちに誰が見ても『力だ!』と言われるようになって欲しい。1年後なのか5年後なのか分からないけど。40代になったら、レスラーはそこから上へ(伸びるの)は厳しい。やれるかは自分の努力と考え方」と思いを明かした。

 昨年8月11日のシングル初対決では百田が力の攻めを受け、チョップで胸が腫れ上がったが、バックドロップで勝利した。

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