スターダム王者・彩羽が長与の新団体へ
「スターダム」(22日、後楽園ホール)
2013年にスターダムでデビューした現アーティスト・オブ・スターダム王者の彩羽匠(22)が、長与千種が年内に旗揚げを予定する新団体・マーベラスへ移籍することが22日、分かった。
スターダム後楽園大会の試合後、彩羽が「本日をもちまして、スターダムから長与千種さんの新団体・マーベラスへ移籍させていただきます。でも(世羅りさとの)武士女を中途半端に終わりたくないんで、スターダムにはこれからも参戦させていただきます」と発表した。
大会開始前には長与、彩羽、スターダム・ロッシー小川代表の3者が会見。長年の長与ファンである彩羽から申し出があり、昨年末から話し合いを続け、1月に合意に達したという。この日を最後にスターダムを離れ、マーベラスに移籍。今後はマーベラス所属として古巣に参戦する。
全日本女子時代からの小川代表との信頼関係を強調した長与は、彩羽について「まだ(デビュー)2、3年の選手。伸びしろは十二分にある」と期待。4月にも陣容発表されるマーベラスでKAORUに続く、2人目の所属になる彩羽は「仲間に支えられてきたんで、報告をするときは胸が苦しい思いがあった。でも、自分が長与さんを好きと知ってたし、『しっかり頑張って来い』と背中を押してもらった」と振り返った。
現在も紫雷イオ、岩谷麻優とともにベルトを保持する王者としては「スターダムのチャンピオンである以上、イオさん、麻優さんと守っていって、6人タッグのベルト(の価値)を上にあげたい」と話した。
170センチ、65キロとバランスの取れた体格でエース候補だった彩羽の退団を受け、小川代表は「マーベラスといつか対抗戦ができれば。そのときに(彩羽が)一番上にいないと」とエールを送る一方で、「4月に新人オーディションをやる。補強をしないといけない」と苦笑した。