鄒市明が初黒星…アムナト判定でV3
「IBF世界フライ級タイトルマッチ」(7日、マカオ)
ボクシングのIBF世界フライ級タイトルマッチが7日、中国・マカオのコタイ・アリーナで行われ、王者のアムナト・ルエンロン(35)=タイ=が3-0の判定で同級4位の鄒市明(33)=中国=を下し、3度目の防衛に成功した。2008年北京、12年ロンドン五輪男子ライトフライ級を連覇後にプロ転向した鄒は7戦目で世界初挑戦に出たが、初黒星を喫した。
昨年5月に井岡一翔(井岡)に初黒星をつけたアムナトがまたも“スター・キラー”ぶりを発揮した。ベルトを期待される中国の英雄に高い技巧で対抗。2回にバランスを崩したところに左フックをもらいダメージのないダウンを喫したが、これにも慌てることなく、的確なジャブでポイントを奪取。3人のジャッジが全員116-111と同じスコアを付ける試合を展開した。
アムナトはこれで15戦全勝(5KO)。プロ転向後、常に決定力不足がささやかれていた鄒はこの課題を克服できず7戦6勝(1KO)1敗となった。
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