凄惨マッチの安川がラジオで肉声メッセ
スターダムの2月22日・後楽園ホール大会での世IV虎戦で、顔面に重傷を負って入院中の安川悪斗の肉声メッセージが11日未明、ラジオ日本「真夜中のハーリー&レイス」で公開された。番組ゲストで安川主演のドキュメンタリー映画「がむしゃら」(3月28日公開)の監督を務めた高原秀和氏は、「2日前のもの」と説明した。
3日に骨折した鼻を手術した安川は、患部に詰めものをしているといい、話しづらそうだったが元気な様子。「まだ目はぼやけていて見えないのですが、鼻や顔の痛みは鼻を手術してだいぶ良くなってます。近々、退院できそうなんで心配しないで下さい」と快方に向かっていることを明かした。
「大きなニュースになってると聞いてる」とした“けんかマッチ騒動”については、「リングの上で起こしてしまった私たちのことは、リングの上で対戦して、世IV虎さんといい試合をして(初めて)、(プロレス)業界の方々、ファンの方々へ謝罪のスタートかな」と“みそぎの再戦”への強い思いを吐露した。
映画の中でも告白しているいじめ、レイプ、自殺未遂から立ち上がって自身の居場所を見つけてきただけに、「逆境の先には必ず面白いことがあるから、幸せものだなって思います。立ち上がるときに支えてくれる人がいる。そういう人がいるから私がいる。心を閉ざしてる時期もあった。(踏み出す)一歩が怖いけど、一歩出ることによって、支えてくれる人、応援してくれる人に必ず出会えます。出会えた人への感謝を忘れず、前へ前へ進んでいくと、大きなカベもそのうち乗り越えられるんですよね。だからいろいろなものに感謝したい。だから今は幸せ」とも話した。
最後はヒールレスラーに戻り、ファンに対し「安川悪斗だ!てめえら!私がこんなことで心折れると思ってんじゃねえ。私は逆境を超えて、超えて来た女なんだ。私は必ずリングに舞い戻る。以上」とあらためて復帰を宣言した。
また、連日、見舞いに訪れているという高原氏は「(今作の)続編も考えてる。今回のこともあったし、病室(の様子)も撮ってる。(続編が)あるとしても、2、3年後に形になればいい」と考えを示していた。