悪性リンパ腫の垣原賢人さん支援へ
悪性リンパ腫で闘病中の元プロレスラー垣原賢人さん(42)について12日、かつてUWFインターで垣原の後輩だったプロレスラーの高山善廣(48)らが支援の募金運動を発足させた。
垣原さんは昨年12月30日、フェイスブックで悪性リンパ腫の告知を受けたことを明かし、「まさか自分がなるなんて…頭の中が真っ白です」と衝撃を受けたことを伝えていた。
高山は垣原さんより年長ながら、選手歴から先輩として立て、12日に更新したブログタイトルも「UWFインター時代のセンパイ・垣原サンの応援よろしくお願いします!!」とした。
そして現在の垣原さんについて「現役時代100キロ近かった体重も70キロにまで落ちてしまいました」と、衰弱ぶりを伝えた。
その上で、この病気と闘うためには抗がん剤投与や食事療法が必要で「当然、生活の糧を得るための仕事をすることも出来ません」と、垣原さんの窮境を説明。「最終的には『骨髄移植』というリスクの高い莫大な費用のかかる究極の選択が必要になる可能性もあります」と、垣原さん個人では負い切れない治療費発生の可能性を示唆、「そんな病魔と闘っている垣原選手を応援したいと考えています。具体的な方法は治療費等の寄附になります」と募金先の口座を記した。
今月28、29日に新宿中央公園で開催される「TOKYO outside festival」の会場にも募金箱を設置、29日には高山ら垣原さんゆかりの選手たちが募金を呼び掛けるという。
寄付金は垣原さんの夫人に贈られ、もし利用されなかった場合は骨髄バンク等の機関に寄付される。
垣原さんはUWFを皮切りにキングダム、全日本、ノアと舞台を移して活躍。必殺技の「カッキーカッター」はプロレスファンに広く知られている。