悪性リンパ腫の元レスラーに支援の輪
悪性リンパ腫で闘病中の元プロレスラー・垣原賢人さんに対するプロレス界からの支援の輪が広がっている。WRESTLE-1は18日、新日本時代に同僚だった田中稔からの要望で、4月1日の後楽園ホール大会から募金箱を設置すると発表した。可能な限り、田中が募金箱を持って募金を呼びかけるという。
垣原さんと同じ42歳で新日本時代にIWGPジュニア王座を争った田中は、昨年10月に垣原さんから得意技の「カッキーカッター」を伝授され、ここ一番で使用している。病が明らかになった際は「技を使う意味も重くなるけど、元気づけたいです。『昔と違って、がんイコール死という時代じゃない』とメールを送ったら、『絶対に生き残りますから』と返ってきました。大事な仲間なんで頑張って欲しいです」と話していた。
なお、集まった募金は垣原さんのUWF、UWFインターナショナル時代の先輩、山崎一夫氏が「カッキー応援隊」の代表として開設した口座へ、責任を持って入金するとした。垣原さん支援は、新日本が17日に団体の通販サイトと4月2日・後楽園ホール&4月5日・両国国技館大会で「垣原賢人さん応援トートバッグ」を発売することを明らかにしていた。