高山防衛戦「1%の危険もなく」勝つ
「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)
同級王者・高山勝成(31)=仲里=が7日、大阪市内で練習を公開。「1%の危険もなく勝てるように戦いたい」と、“格下”の挑戦者・同級8位・ファーラン・サックリン・ジュニア(タイ)に“完封勝利”を誓った。
3月中旬から2週間、東京に行き元プロ野球・清原和博氏らを指導したことで知られるケビン山崎氏の下で下半身を徹底強化。バイクトレーニングでは股(もも)の最大パワー、心拍数を大きくアップさせた。中出博啓トレーナーは「今も強くなっている」と31歳にして成長を続ける肉体に太鼓判を押した。
昨年4月から通う名古屋市の菊華高では2年生に進級し8日には始業式に参加する。練習用の校内コースが「高山ロード」と命名され“開通式”が行われ、高校を挙げて盛大な壮行会も開催される。
「1年生は勉強をボクシングにつなぐことができた。2年生はボクシングで培ったことを勉強につなげられたら」と、高校生としても抱負。同校の名誉生としても初防衛戦に負けられない。
5月30日には中京の怪物・田中恒成(19)=畑中=WBO同級王座決定戦に臨む。統一戦を希望する高山は「試合は見に行くつもり。恒成君が王者になることを願っているし、なってからが始まり」と話した。田中の試合会場では「対戦を呼びかけるかも」と直接、宣戦布告するプランも明かした。