亀田興毅がJBCを批判
ボクシングの元世界3階級王者の亀田興毅(28)が4日、自身の公式ブログを更新し、日本ボクシングコミッション(JBC)の関係者を批判した。
亀田三兄弟の長男・興毅は現在、弟の大毅、和毅とともに米フロリダ州マイアミでトレーニング中だが、ブログは現時時間の3日夜に「ボクシング界の裏側」と題されて記された。
興毅は「毎日三兄弟でバリバリやってます」などと現地での様子をつづった後、ネットなどのニュースで「すごく興味深い記事を見つけた。『JBC裁判について』(中略)結構長いけど、興味ある方はぜひ読んでほしい。ボクシング界の嫌な部分が見える」と、JBC前事務局長の安河内剛さんが自身の懲戒解雇処分を巡り、JBCを相手にした訴訟について解説したブログを紹介した。
現在、亀田三兄弟はJBCから国内ライセンスをはく奪されている身でもあり、興毅は「ここに登場する人物によって、俺らのボクシング人生は、少なからず遠回りになった…。コミッションという組織、統括団体が個人の感情などで、私物化され、公平性、中立性に欠け、何ていうか、残念の一言ですね」とJBCの関係者を批判した。
世界ボクシング協会(WBA)世界スーパーフライ級2位の興毅は、WBAから同級世界王者・河野公平(ワタナベ)とのタイトルマッチを指令されており、代理人が海外での日本人同士による世界戦開催へ向け交渉を進めている。
興毅はブログの最後に「でも神様は必ず存在すると思う。どんな状況になっても、三兄弟には明るい道が現れる」などと前向きな姿勢を示し、三兄弟の米国での試合に期待を抱かせながら、「こんな状況が一番楽しいし、やりがいあるなぁ。明日も頑張ろう!」と締めた。