山中慎介が公開練習 幽霊退治に自信

 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(16日、大阪府立体育会館)

 8度目の防衛戦に臨む王者・山中慎介(32)が10日、東京・神楽坂の帝拳ジムで、練習を公開した。

 メキシコのスーパーフライ級王者、エフライン・ペレスとの2ラウンドのスパーリングの他、ミット打ち、サンドバッグ、シャドーなどで精力的に汗を流した。

 今回の挑戦者は同級7位のディエゴ・サンティリャン(アルゼンチン)。23戦全勝(15KO)の右ボクサーファイターで、ニックネームが「幽霊」という不気味な相手だ。

 山中は「振ってくるし、パンチの軌道が読みにくい。何が幽霊かよく分からないけど、上体を振ってくるのは間違いない。自分の距離で闘う」と話し、前回逃したKOについて聞かれると「常に思っている。左になるでしょう」と自信を見せた。

 昨年4月のジャモエ戦(大阪城ホール)以来、1年ぶりの大阪のリング。地元・滋賀に近いとあって「東京の5、6倍。いや7倍くらい地元の方が応援に来てくれる。力になります」と話していた。

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