一翔が挑むレベコ 異例の12日前来日
「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)
同級2位・井岡一翔(26)=井岡=が世界最速3階級制覇をかけて挑戦する王者・フアンカルロス・レベコ(31)=アルゼンチン=が10日、関西国際空港着の航空機で来日した。
本番12日前という異例の早さでの敵地入りは時差ボケ対策。「一翔は非常に偉大なボクサー。うまいし、カウンターも強い。映像も繰り返し何度も見た」と警戒するがゆえの万全調整だった。
戦績は35勝(19KO)1敗を誇り、同王座を8度防衛中。13年2月に来日し、黒田雅之(川崎新田)を3-0の判定で下し完勝防衛を果たしている。
「日本は美しい国でまた来られて満足。以前も満足したし、今回も。10点満点の準備をしてきたし、また勝ちに来た。黒田の時よりパワー、スピードがアップしている。重要なのは、判定だろうが何だろうが勝つこと」と、V9防衛へ自信をみなぎらせた。