高山、高校同級生らが応援「力に」
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)
当日計量が行われ、王者・高山勝成(31)=仲里=は52・0キロ、挑戦者で同級1位・ファーラン・サックリン・ジュニア(21)=タイ=は51・1キロと、リミット内に増量を抑え一発クリアした。IBFには、前日計量から当日計量まで10ポンド(約4・5キロ)以上増やしてはいけないルールがある。
初防衛戦に臨む高山は前日、うな重、和菓子、サムゲタンなど、いつも通りのメニューで体を回復。「気分はすごくいい。リングで暴れたい」と気合十分。昨年4月から現役高校生として通う名古屋市の菊華高からは同級生ら約40人が駆け付ける予定で、「力になります」と笑顔を見せた。
ファーランは前日、タイ料理の後、大好物の牛丼を食べ、さらに夜食用に牛丼をお持ち帰りした。「国を背負い試合をする。俺の日だから絶対に勝つ」と大物食いを宣言。元世界王者の父はIBF同級ベルトを保持していた。「俺の家族のベルトだから、タイまで持って帰る」と話した。