元世界王者・宮崎が再起後3連勝

4回、ナムポン・シットサイトシーン(右)を攻める宮崎亮=大阪府立体育会館(撮影・保田叔久)
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 「ボクシング8回戦」(22日、大阪府立体育会館)

 ダブル世界戦のアンダーカードに“浪速の番長”こと元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(26)=井岡=が登場し、フライ級ノンタイトル8回戦で、ナムポン・シットサイトーン(タイ)を4回1分22秒KOで下した。

 序盤、様子を見ていた宮崎は3回に右フックで最初のダウンを奪う。そのままペースを落とさず、4回に3度のダウンを奪って順当にKO勝ちした。

 宮崎は2012年大みそかに決定戦でポンサワン・ポープラムック(タイ)に判定勝ちし、WBA世界ミニマム級王座を獲得。2度防衛後、2階級制覇を狙って王座を返上したが、13年大みそかに行った世界前哨戦で減量に失敗。体調不良のままリングに上がりファーラン・サックリン・ジュニア(タイ)に3回KOで初黒星を喫した。昨年9月に再起後、これで3連勝となった。

 「ライトフライ級で日本人がベルトを持っているのでやりたい。もう一度世界のベルトを巻きます」とリング上で目標を語った。WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)を標的に、2階級制覇を目指す。

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