石田匠が2-1判定で日本王座V2

6回、石田匠(右)の右が江藤大喜の顔面をとらえる=大阪府立体育会館(撮影・飯室逸平)
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 「日本スーパーフライ級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)

 ボクシングの日本スーパーフライ級タイトルマッチが22日、大阪府立体育会館第1競技場で開催され、王者・石田匠(23)=井岡=が2-1の判定で、同級1位の江藤大喜(27)=白井・具志堅スポーツ=を下し、2度目の防衛に成功した。

 石田は序盤、得意の左ジャブを使いながら、時折効果的に右ストレートを決める。5回終了時の公開採点では1~3ポイント差でジャッジ全員が優勢と付けていた。7回にはパンチで挑戦者の右まぶたから出血させた。

 ところが8回を過ぎると展開が変わる。前進を止めない江藤に王者が押される場面が目立ち、最終回には相手のパンチで右まぶたをカットした。スコアは96-95、97-93で2人が石田を支持、1人は96-95で挑戦者優勢だった。

 「後半スタミナが切れて僕のダメな部分が出た。すみません」とリング上から会場のファンに頭を下げた王者。スーパーフライ級でWBA4位、WBC14位、WBO10位、IBF8位と主要4団体すべてでランキング入りしているが、世界挑戦をアピールするには物足りない内容だった。石田の通算戦績は19戦19勝(10KO)。江藤は18戦14勝(10KO)4敗。

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