興毅、和毅の王座返上理由を明かす
ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅(28)=亀田=が25日、自身の公式ブログを更新し、3兄弟の三男・和毅(23)の近況を公開した。亀田プロモーションは前日(24日)、和毅が世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王座を返上したことを発表した。
WBOは和毅が5月9日にテキサス州で世界ボクシング協会(WBA)同級王者ジェイミー・マクドネル(英国)と対戦する試合を統一戦として承認しないことを既に発表しており、試合を強行する場合は王座剥奪もあるとしていた。
和毅とともに米国でトレーニングを続けている長男・興毅は「(二男・大毅を含め)三人ともそれぞれのメニューで、みんな調子良く、いい感じ!特に和毅は試合前って事もあり、ハードに最後の追い込み中」と切り出し、「正直今回のはすごく複雑な、ボクシング関係者でも難しいと思う」とし、ボクシングの世界には4団体(WBO、WBA、WBC=世界ボクシング評議会、IBF=国際ボクシング連盟)が存在することや、現在の和毅が置かれた状況を説明。「ちなみにみんなも知ってる、世界的にも有名なボクサーマイク・タイソンは、ヘビー級で3団体(WBA、WBC、IBF)を統一した。タイソンの時代は3団体。その後WBOが設立され、今は世界4団体となった」などと、ブログの読者に分かるように解説した。
さらに、WBOがこの時期になって、王座統一戦を認めないという方針を示したことに、「今までは統一戦と認めてたものを、今回から、それも試合直前になってから発表するってのはこの試合に向けて一生懸命練習してる選手達の気持ちを考えると、ちょっとなぁ…って思う…」と吐露。「でも和毅は今回の試合をキャンセルする訳にもいかんし、テレビ放送まで決まってるから、ベルトを返上する事に決めた」と明かした。
興毅はさらに、和毅や自分たちの代理人を務めるアル・ヘイモン氏の優れた交渉力を示しながら、「誰が何を言おうが凄いものは凄い!今までの日本人で誰もやった事のない事を和毅はやってる訳で、兄弟として誇りに思う 2015年亀田家一発目の試合、5月9日は新たな始まり 皆さん、日本から和毅の応援よろしくお願いします!」と締めた。
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