真田聖也、WRESTLE-1退団
WRESTLE-1の真田聖也(27)が13日、都内で会見し、15日をもって退団してフリーになることを発表した。昨夏からダブル所属の形をとっていたTNAは4月中旬に退団していた。真田は引き続き米国での活動を希望。師匠の武藤敬司社長、高木三四郎CEOとも話し合った末、契約終了を了承されたという。
当面の予定は来週までにカナダに渡った後、米国でジェフ・ジャレットが主宰するGFWに参戦予定。「オファーは待ってもなかなか来ない。自分から攻めないと」とし、WWE挑戦について聞かれると、「可能性はゼロではない」とコメントした。
WRESTLE-1のエース候補が、自身の思いを貫いた。TNAではXディビジョン王座も獲得した真田だが、「(海外で)中途半端な状態で満足しきっていない。納得してから(日本に)帰ってきたい」と思いを告白。退路を断ったことには「去年、ダブル契約して中途半端だった。両立は難しかった。日本と米国のプロレスは別。(後ろ盾のない方が)自分のためになる。必死になると思う」と話した。
「去年までは『日本で活躍するんだ』と思って(TNAに)行ったが、海外に対する甘さが出た」と反省。「本音は日本でやりたい」と言いながら、現在は米国に骨を埋める覚悟も「ある」と言い切った。「海外マットで“満足”する状態とは?」という質問に対しては、「まだ分からない。今は日本で誇れるものがない。でも、(帰国は)今じゃない」。日本の他団体に関しては「興味がないと言ったらウソだけど、今は考えられない」とした。
武藤社長とは最近も会談した。尊敬する師匠からは「引き止めて、あとでああだこうだと言われるのは嫌。好きなタイミングが一番いい」と言われたといい、「感謝している」とした。会見後はプロレスLOVEポーズで約1年8カ月在籍した団体に別れを告げた。
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