輸入ボクサーのヤップが元暫定王者下す
「バンタム級6回戦」(7日、兵庫・三田市総合文化センター)
六島ジムの“輸入ボクサー”で東洋太平洋バンタム級11位のマーク・ジョン・ヤップ(26)=フィリピン=が、元WBA世界ミニマム級暫定王者・ファン・ランダエダ(36)=ベネズエラ=を相手に判定3-0で完勝。4月16日に判定で下した12戦無敗のホープ・池水達也(大阪帝拳)に続き、難敵を突破した。
1回、ヤップは相手の頭が当たり、右目上をカットしながら、スピードと多彩なパンチで手玉に取った。2回は鮮やかな連打。強烈な右ストレートを顔に直撃させると、左フックを浴びせ、豪快にダウンを奪った。
ランダエダは06年、亀田興毅を相手に1回、ダウンを奪いながら“疑惑の判定”で敗れた元王者。「カウンターを狙っていた。パンチは重くて踏み込めなかった。距離を考えて戦った」とヤップ。右目のカットもあり、その後は決めきれなかったが、実力者を相手に価値ある圧勝だった。
昨年10月、フィリピンのジムと契約満了し、日本に新天地を求めた。ホームシックにも陥り、来日初戦こそ、逆転KO負けしたが、本領発揮の2連勝。
試合後、枝川孝会長は「あんな、おじいちゃんKOせなあかんやろ。何でもっと踏み込まないのや!日本に稼ぎに来とるんやろ」と試合後、厳しく言われると「会長の言う通り。次は倒します」と苦笑いした。
勝利者プレゼントとしてスポンサーから30万円相当の「我慢の鬼」像がプレゼントされた。異国でビッグ・マネーをつかむには、まだまだ我慢が必要。「言うこと聞かないなら、ゴー、フィリピンやぞ、セコンドの言うこと聞くことや」と会長の言葉にヤップは気を引き締めていた。
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