竹原がん手術から1年 妻に感謝
ボクシングの元WBA世界ミドル級王者で、昨年6月にぼうこうがんの手術を手術を受けたタレントの竹原慎二が1日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)で、術後1年が過ぎた現状と、闘病を支えている妻・香織さんへの思いを語った。
竹原のがんが判明したのは13年の年末。それ以前から頻尿を覚え、ぼうこうえんや前立腺炎などと診断されていたが、大規模な血尿が出たことで診察を受け直し、「浸潤性ぼうこうがん」であることが判明した。この時点で5年生存率が「40(%)を切っていますね」と宣告されてしまった。
「だめだと思いました」と絶望した竹原を支え抜いたのが妻の香織さんだった。ぼうこうを全摘出しなければならなかった竹原のために、小腸を用いて新たなぼうこうをつくる術式を調べたり、がんの症状を軽減する民間療法を探したりし、竹原に「パパを絶対、死なせないから」と寄り添った。
番組では香織さんからの手紙も紹介された。「大手術から1年がたちました。今こうして以前と変わらない毎日が過ごせていることにとても感謝しています」、「自分の経験を公表することで同じ思いをしている方々の元へ勇気を届けてください。第3の人生のスタートです」といった妻からの言葉を聞いた竹原の目には涙が。「1人だったら諦めてますよ。もういいやって」とがん発覚当時を振り返り、「いい人を見つけたなあと思いますね」としみじみと感謝した。
現在はがんの再発がないか経過を観察している。竹原は「生存率が30%だろうが20%だろうが僕はチャンピオンになったんだと。チャンピオンになる確率は何%だと思えば、(生存する方が)全然高いじゃないですか。そう思って大した事ないんだと気持ちを切り替えています」と病気と真っ正面から向き合っていることを明かした。
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