力道山3世・力がタイトル初挑戦初戴冠
「東京愚連隊」(15日、新宿FACE)
力道山を祖父に持つプロレスラー・力が、父で力道山の次男・百田光雄とのコンビで望月成晃&佐藤光留を下し、東京インターコンチネンタルタッグ王座を奪取した。力のセーバーチョップからバックドロップのアシストを受けた百田が、さらにバックドロップをたたみかけて佐藤をフォールした。
日本マットでは異例の親子タッグでの戴冠は記録ずくめとなった。13年12月にデビューした力はタイトル初挑戦初戴冠、百田は89年の世界ジュニアヘビー級王座以来のベルト獲得で、66歳10カ月の高齢戴冠。さらに、インターナショナルヘビー級王座などを獲得した力道山から数えて3世代のベルト保持者となった。
白いベルトを手にした瞬間、まじまじと見つめた力は「タイトル初挑戦だったので会場に来る前から緊張した。祖父から父、自分と3世代でベルトを取れたのはうれしい。ベルトの巻き方が分からず、ずれ落ちた」と初々しいコメント。百田との戴冠については「父が好きで一緒にやりたいと思って(プロレスを)やったんでうれしい」と感激した。祖父が眠る東京・池上本門寺には近く報告に行くという。