王者・川口 直接再戦は「運命、試練」

 「ボクシング東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ」(2日、大阪府立体育会館)

 同級王者・川口裕(28)が1日、前日計量に臨み、挑戦者で同級7位・山本隆寛(24)=井岡=とともにリミットで一発パスした。

 両選手は4月5日に王座決定戦を行い、川口が2-1判定で勝利し王座を獲得。指名試合でランク上位が対戦できない状況のため、即再戦となった。

 王者は「挑戦者のつもりなのは、前と同じ。再戦は運命、試練と思って。スピード、爆発力は相手が上。いかに冷静になれるか」と、静かに闘志を燃やした。

 王座獲得後、家電の大型専門店「ジョーシン」が個人スポンサーに付いた。本石昌也会長によれば「阪神タイガース以外で、同社が広告に付くのは初めて」と言う。今回はリングシューズに「ジョーシン」の文字。同社関係者をリングサイドに招待し、勝てば、さらなる支援拡大にもつながる。「川口以外にもグリーンツダ全体のスポンサーという話もある。それもこれも川口が勝たないと始まらない。ジム総力を挙げて勝ちますよ」と会長の気合は半端ではない。

 一方の山本は背水の陣。「前回負けて何しても楽しくなかった。課題だった後半のスタミナ強化のために徹底して走り込んだ。絶対勝つ。明確に勝ち。きっちり勝って楽しい夏休みにする」と、リベンジへ燃えまくっていた。

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