W-1がプロレスラー養成学校設立
WRESTLE-1(W-1)の武藤敬司社長、高木三四郎CEOが3日、都内で会見し、10月からプロレス専門学校「プロレス総合学院」を設立すると発表した。
武藤社長が校長、AKIRA、カズ・ハヤシ、近藤修司、大和ヒロシ、中之上靖文というW-1の現役レスラーが講師を務め、半年間トレーニングを指導。最終テスト合格者は、学院主催の卒業式イベントでプロレスラーデビューとなる。卒業後の他団体の入門テスト受験、試合出場への制限はなく、W-1からの入団オファーの可能性もあるという。
16歳以上で心身ともに健康な男女なら応募可能。体力テストはないという。週5日で1回2時間の授業ではプロレスのトレーニングのほか、レフェリー、リングアナ、リング設営や撤収作業など、プロレスに関するさまざまな技術も習得できるとした。
新日本プロレス在籍時の90年代半ばからプロレスラー養成学校の設立は夢だったという武藤社長は「代々木アニメーション学院の校長とある程度まで話を進めていたけど、自分が未熟で漠然としすぎていて頓挫した。今回、(高木)CEOと組むことで具体化できてうれしい。プロレス界のためにも優秀な人材を育てたい」とした。将来について「外国人留学生をとるような“海外版”ができたら。これも1つの目標」と明かした。
5月にCEOに就任した高木氏は「プロレスは多団体時代で、ローカル含めると50~60ある。育成法もまちまち。即戦力を生み出していくことはプロレス界にとって必要。(W-1事務所が入る)GENスポーツパレスにはリングやトレーニング器具があったり、環境は最高」とコメントした。