性同一性障害レスラーがデビュー戦へ

8.9後楽園ホール大会をPRする(左から)桜花由美、朱崇花、小林香萌=東京木場のデイリースポーツ東京本部(撮影・園田高夫)
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 7月に性同一性障害であることをカミングアウトしたプロレスリングWAVEの練習生、朱崇花(あすか)=(16)=が団体8周年興行「HAPPY ANNIVERSARY WAVE・8~EAST~」(8月9日、後楽園ホール)でデビューすることが決定。そのPRのため5日、WAVEシングル王座に挑戦する桜花由美(36)、JWPジュニア&POP王座に挑戦する小林香萌(23)とともに東京・木場のデイリースポーツを訪れ、熱く思いを語った。

 外見は男性である朱崇花は小学3年生のときに周囲との違いを感じ、自分の気持ちを抑え込むように、アマレス、柔道、剣道、日本拳法に打ち込んできた。だが、限界を感じて病院で検査を受けた結果、性同一性障害と診断され、その後、“女子プロレスラー”として生きることを決意。5月にあこがれの浜田文子の所属する団体の門をたたいた。

 「相手は先輩の山縣(優)さんだけど、先輩も後輩も男も女も関係ありません。時間はかかると思いますが、リングの上で結果をだして、みなさんに理解していただけるように頑張ります。夢は世界で通用する女子レスラーです」と、日本初の性同一性障害を持つレスラーは将来を見据えていた。

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