渡哲也遠縁、渡瀬瑞基レスラーデビュー

彰人(左)にエルボーを見舞う渡瀬=両国国技館
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 「DDT」(23日、両国国技館)

 俳優・渡哲也、渡瀬恒彦の遠縁で、DDTプロレスと吉本興業に所属する渡瀬瑞基(24)が、DDT両国国技館大会でプロレスデビューを果たした。

 芸人としては、村潤之介とお笑いコンビ「てのりタイガー」として活動する渡瀬は、梅田公太、同じくデビュー戦となる井上麻生(まお)と組み、ヤス・ウラノ&彰人&中津良太と対戦。ウラノ、彰人にエルボーを打ち込み、彰人に素晴らしい跳躍量でミサイルキックを浴びせるなど奮闘したが、最後は彰人のサソリ固めでギブアップ負けした。

 渡瀬は「どの技もメチャクチャ痛くて、プロの厳しさを味わった。それでもプロレス最高です。夢はかなったかもしれないけど、まだまだ弱い。将来的にチャンピオン目指して、これからもプロレスをやりたい。相方には『やったぞ。オレはプロレスラー大好き芸人じゃなく、プロレスラー芸人だ』と言いたい」とコメント。「一瞬だった」というデビュー戦。「自己採点は1点。1からスタート」とした。

 異色の“二刀流”は『プロレスで有名になることが売れる近道』と、相方・村の了解のもと、キング・オブ・コント、M-1グランプリなど今年の賞レースには参戦せず、リングに集中している。5月31日に入門が発表されると、レイザーラモン、アジアン・馬場園梓、パンサーら先輩芸人から「頑張れ」と激励された。

 小学生のころからプロレスラーになることが夢で、憧れは新日本の獣神サンダー・ライガー。2年半ほど前から真剣に考え始め、知人の紹介でDDT入り。「ありがたい限り」という両国の大舞台で願いをかなえた。

 渡瀬は長野県出身で身長176センチ、体重75キロ。東京NSC15期生でデニス、マテンロウ、おかずクラブらが同期。プロレスでの目標は「ベルトを巻くこと」で、芸人としては「一番強い芸人」。レスラーの憧れは獣神サンダー・ライガー。渡、渡瀬とは兵庫・淡路島で「お墓がとなり」という。

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